(前略)
▽結果残した野党
(中略)安倍晋三首相はしばらく「コロナ対応には適用できない」との姿勢をとり続けたが、結局3月になって、特措法を改正してコロナ対応を可能にした。
▽閣議決定後、異例の予算案組み替え
(中略)前代未聞の予算案組み替えは、政府案と野党案の比較で野党案が支持されたことに公明党が背中を押され、その公明党によって安倍首相が押し切られた、とみるのが正しい。
▽生かされた震災の経験
(中略)野党側の提案が比較的スムーズに政府に取り上げられた背景には、国会に設けられた政府と与野党による「連絡協議会」の存在がある。こうした枠組みも東日本大震災当時を踏襲したものである。(中略)
▽政権監視にも成果
いわゆる「対案」路線で一定程度の成果を挙げた野党側だが、やはり本来の仕事は「政権監視」だ。そしてその意味でも、検察幹部の定年を内閣の判断で延長可能にすることを盛り込んだ検察庁法改正案を、事実上の廃案に追い込んだ実績は大きい。(中略)
▽野党がアウェーで成果を上げた理由
野党に対しては今でも、判で押したような「だらしない」批判がつきまとう。「政府と(全面)対決」「政府と(全面)協調」の二項のみに単純化された構図でとらえ、野党がどちらの道をとっても批判する。「対決」なら「批判のための批判」、「協調」なら「追及が迫力不足」と。批判する側が自らの立ち位置を変えるのだ。
実際のところ、野党が激しく政権の疑惑を追及すべき時でも、他の委員会では与野党がともに賛成して多くの法が成立しているし、新型コロナウイルス対策をめぐり与野党が補正予算案の採決日程で折り合っても、質疑ではコロナのみならず政権の対応への批判があふれるのだが、まず考慮しない。最後は「政府・与党もひどいが、政府を攻めきれない野党にも問題」という「どっちもどっち」論で締めくくる。
こうした「アウェーな言論環境」の下で、今国会の野党が一定の成果を上げた理由は、大きく分けて二つあると思う。
一つは立憲民主、国民民主など複数の政党・会派の「合同」だ。これまで各会派がバラバラに行っていた質問の内容が調整され、重複が減って時間をかけた質疑が可能になり、内容に迫力が増した。比較的実績のある議員が多い国民民主の議員が、一定の質問時間を確保できるようになったのも大きいだろう。会派を共にしていない共産党とも、一定の連携が図れていた。
実は筆者は、いわゆる野党合流には慎重な立場をとってきた。衆院選の小選挙区では野党候補の一本化は避けられないが、国会質疑においてはむしろ、各党の多様性を維持した方がいいのではないかと考えてきた。しかし、会派「合同」後の野党の質疑に力が増したさまを見ていて、こうした考えには微修正が必要かと思い始めている。
そしてもう一つ。こちらの方が本質的だと思うが、政治に対する国民の関心が、格段に高まったとみられることだ。
安倍政権がこれまで一定の支持率を維持できていたのは、国民が自分の生活に忙しく、政治に強い関心を持たないまま「なんとなく安倍首相支持」「他の内閣より良さそう」などと漠然と考えていたからだろう。
だが、新型コロナウイルスは、国民一人一人の生命と暮らしを激しく脅かしており、その対応はこれまでになく切実な政治課題だ。いきおい、そのニュースには大きな関心が集まる。外出自粛で家にとどまる時間が長くなり、編集されていない生の国会中継を、テレビやネットで目にする機会も増えただろう。多くの国民がおそらく初めて、安倍政権の本質を実感することになったのではないか。
▽政治を改革する道
新型コロナウイルスは全世界を等しく襲った。世界各国の首脳が同じ問題に対処を迫られた。台湾の蔡英文総統、ドイツのメルケル首相など、他国の首脳の対応を安倍政権と比較することも容易になった。
「この道しかない」が崩れたのだ。
7年半にわたる長期政権のもと、本来独立の立場で政権を監視すべき多くの機関からその機能が失われている今、もはや国民自身が政治に関心を持ち、批判的な視点で批評し、改善に向け自ら声を発するしか、政治を改革する道はない。野党はそのために、国民によって使い倒されるべき存在である。
今国会でのささやかな「成功体験」が定着し、社会全体で政権への監視機能が取り戻されることを、筆者は心から願ってやまない。
2020/6/19 15:30 (JST) c株式会社全国新聞ネット
https://www.47news.jp/47reporters/4929234.html
引用元: ・https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1592637802/
68: 名無しです 2020/06/20(土) 17:06:59.49 ID:I8MlEanc0
野盗の信用なんてとっくの昔に地に落ちてる
今急転直下で信用落としてるのはお前らマスゴミだよ
コロナ報道しかり
政治報道しかり
自分の母屋に火が付いてるの「政治ガー政治ガー」喚いているのは滑稽以外の何物でも無い
別にマスコミは「急転直下で信用落として」などいない。
もともと信用されてない。
日本の報道の自由度ランキングが毎回落ちているのは、報道が信用されなさすぎて一般人から叩かれるようになったからだから。
2月にコロナの審議拒否した野党がどうしたって?
審議拒否したのは与党だぞw
歴史を捏造するな
2月にコロナより桜とコロナの審議拒否したのは野党だよ
3月下旬にはコロナより森友と騒いでいたのも野党
え!野党にアウェイなメディアなんかねーじゃんwww
もしかして日本人は無能?
はい
× だらしなかった
〇 馬鹿丸出しで見るに堪えなかった
仕方なく安倍支持じゃないの?
力強く要求してたPCR調査全力を本気で当初にやってたらどうなってただろ?
アホパヨクの革命ごっこに付き合う気なんかねーんだよ
まともなら票を入れたいわ
全部「ふ~ん、そういうふうに持って行きたんだ~」で流されてる
コメント
与党を超える野党が欲しいのであって与党の足を引っ張る野党は要らないワケ。OK?
日本の発展に協力する野党が欲しいのであって破壊工作ばかりする野党は要らないのよ。OK?
つまり特定野党は不要なんだよ理解しろ莫迦!
これだけ認識にズレがあるのもめずらしい。我々が今回の新型コロナを通して実感したことはマスコミや野党(維新を除く)の言動がいかに場当たりで信用できないものであったかということでしかなかった。
結果残した野党? 野党がアウェー?www
結局ダブルスコアで選挙まけるんだろ?