【韓国紙】日本の右翼新聞がカン・チャンイル（姜昌一）次期駐日大使に『言いがかり』

（写真）

▲ カン・チャンイル（姜昌一）
_______________________________________________________

日本の右翼志向の新聞が、カン・チャンイル（姜昌一）次期駐日大使の過去の発言などを理由に言いがかりをつけた。

産経新聞は12日、『韓国次期駐日大使　改善にふさわしい人物か』という見出しの論説で、「これまでの言動を見る限り、関係改善には懸念と疑問を抱かざるを得ない」とし、カン次期駐日大使に対して問題を提起した。

この新聞は、「（カン次期駐日大使が）昨年10月に “韓国では日王と呼ぼう” と発言した。日王とは格下げの表現で非礼極まりない」と論評した。

クリル4島（日本名=北方領土）に関する発言も問題視した。

産経は、カン次期駐日大使が国会の独島（トクド）領土守護対策特別委員会の委員長を務めていた2011年、クリル4島の一つであるクナシル（日本名=クナシリ）で、「クナシルに対するロシアの実効支配を確認できた」という発言をしたと書いた。

新聞は、カン次期駐日大使が日帝強占期の徴用問題と関連して、「大法院の判決を優先するのは当然だ」という主張をしたと紹介し、「戦後最悪とされる日韓関係の改善に資する人事といえるのだろうか」と疑問を呈した。

産経は、ムン・ヂェイン（文在寅）大統領が日本との関係改善を真に望むなら、「赴任国に敬意を持つ常識的な人物を送り出すべきではないか」と付け加えた。

カン次期駐日大使は東京大学で博士の学位を受け、東京大学客員教授、韓日議員連盟会長として活動するなど、政界でも知日派とされる人物である。

日本の主要メディアでは、彼が次期駐日大使に内政された直後、韓日関係を改善しようとするムン大統領の意志が反映された人事であると解析した。

しかし、極右勢力や右翼メディアは、カン次期駐日大使の過去の発言などを取り上げ、彼が反日志向を持っているという枠組みを作っている。

産経は日本の主要日刊紙のうち、歴史認識や韓日関係に関連して、最も右翼的な見方を示している。

ソース：東京=聯合ニュース（韓国語）
https://www.yna.co.kr/view/AKR20201212022100073?

（関連）
【主張】韓国次期駐日大使　改善にふさわしい人物か
https://www.sankei.com/column/news/201212/clm2012120002-n1.html